こんにちは。ふるやなです。
「食生活と身体の退化」を読んで以来、栄養について学ばないと!と焦っています。
だって、栄養不足がこんなに怖いことだとは知らなかったから。
今まででも、味噌は自家製なくらい、食にはこだわりがありました。
栄養不足だなんて、自分達とは関係ない、遠いアフリカかどこかの貧しい国の話。
普通に食べたいものをお腹いっぱい食べていれば、栄養は普通に摂れているものと思っていました。
違うんですよー
特に成長期の子供の栄養状態は、思っている以上に注意を払わないと、後から取り返しがつかないんです。
逆に言えば、今頑張っておけば、将来の塾代の節約にもなるだろうし、「勉強しなさい!」みたいなストレスも無くなるかもしれません。
今回は、妊娠前・妊娠・出産・授乳中の栄養について。
健康で頑健な先住民達は、妊娠する6ヶ月以上前から特別な高栄養食を摂ります。そうすると、子供もしっかり育つという経験則があったんですね。
しかし、先住民の特別な高栄養食ってどんなものなんでしょうか?
妊娠前から何を食べるべき?
今回の話は、「食生活と身体の退化」を書いたウェストン・プライス博士の遺志を継ぐ、ウェストン・プライス財団によるものです。
この財団で、現代にいたるまでプライス博士の研究内容が深められています。
先住民と全く同じ食生活をしよう!というのではなく、現代社会で再現可能なことを先住民の食事に学ぼう!というスタンスなのが素敵ですよね。
とはいえ、抵抗のある人も多いかもしれません。内臓を食べるべしとか。
ウェストン・プライス財団にアドレスを登録すると、何を食べるべきかのレッスンメールを送ってくれます。そこから抜粋してお伝えします。
先住民の特別な高栄養食とは
Liver and other organ meats
Egg yolks
Fish eggs and shellfish
Fish liver oil or skate liver oil
Whole raw milk
Butter and cheese from cows on pasture
ふるやな訳
- レバー、その他内臓の肉
- 卵の黄身
- 魚卵と貝
- 魚の肝油か、ガンギエイの肝油
- 殺菌していない、生の牛乳
- 放牧牛(グラスフェッド)のバターとチーズ
いかにも栄養が濃そうです。
妊娠前にはしばらくホルモン女子になるべし、ってことですかね。子供に与えるのはちょっと勇気が要るなぁ。
生の牛乳は規制があるので、日本では飲めません。
そいういえば、荒川弘さんの「銀の匙」で生の牛乳を飲んでいるシーンがあって、すごく印象的でした。法律的には飲んじゃいけないんだけど、美味しいよ!とあえて一人にしてくれるんですよね。で、ひそかにホースから飲むんです。禁断の味だからか?めっちゃ美味しそうでした。私も一回飲んでみたいなぁ。
「食生活と身体の退化」の中でも、タラの肝油とグラスフェッドバターの効用については詳しく触れられていました。
子供の栄養状態を最適なものにするためには
CONSUME NUTRIENT-DENSE FOODS FOR YOUR BABY’S OPTIMAL HEALTH
At least six months of super nutrient-dense foods for moms AND dads BEFORE conception
Super nutrient-dense foods during pregnancy and lactation
Super nutrient-dense foods for babies and children
Put at least three years between each child so mom can recover her nutritional stores
ふるやな訳
- 妊娠前の男女は、少なくとも6ヶ月以上、超高栄養食を摂る
- 妊娠中、授乳中も超高栄養食
- 赤ちゃんと子供にも超高栄養食
- 母体の貯蔵栄養を回復させるため、妊娠の間隔は3年以上あける
現代日本だと、計画的に子供を作る人は2歳差をねらったりしますよね。母体の栄養回復には時間がかかるので、くれぐれも注意すべし!です。
子供に悪影響のあるものを避ける
AVOID FOODS AND PRACTICES THAT CAN ADVERSELY AFFECT YOUR CHILD’S HEALTH
Industrial fats and oils
Refined and artificial sweeteners
Additives, especially MSG and aspartame
Pasteurized, homogenized milk products
Vaccinations
Ultra-Sound
ふるやな訳
- 工業的な脂肪と油
- 精製・人工甘味料
- 添加物、特にMSGおよびアスパルテーム
- ホモジナイズ・低温殺菌された牛乳
- 予防接種
- 超音波
まとめ
妊娠前~妊娠中~授乳期にかけて摂りたい、先住民の知恵の詰まった高栄養食は以下の通り。
- レバー、その他内臓の肉
- 卵の黄身
- 魚卵と貝
- 魚の肝油か、ガンギエイの肝油
- 殺菌していない、生の牛乳
- 放牧牛(グラスフェッド)のバターとチーズ
あまり馴染みのないものばかりですが、細胞分裂に重要なビタミンAを中心に、各種ビタミンとミネラルが豊富な食材ばかりです。
食べて損なことはないので、試してみる価値はあるのでは?
ただ、生食には別の意味で注意が必要ですよ!