こんにちは、ふるやなです。
あの杉之原先生の新刊本が出たよ!という話をします。
端的にいうと、おすすめ。すごく濃い本でした。
今までに杉之原先生の本を買ったことのある人でも、新しい発見があると思います。
杉之原折り紙アカデミーに関しては、以前に紹介記事を書きました。
算数教育の革命をめざしていらっしゃる方です。
指計算が目からウロコ
これ、知らなかったです。
指で計算するのなんて、子供が最初に勝手に覚えるようなものですよね。
でもこの本の指計算のやり方、ちょっと特殊です。
5以上の扱い方が面白いです。
繰り上がりの足し算が劇的に簡単になりました。革命的です!
6歳児は何回か「これって5だよね?」と確認してきましたが、
慣れればわかりやすいようですね。
モンテッソーリの教え方とは違うのですが
指を使った数のカウントはある程度人類共通なので、この機会にグレードアップ
してみるの良い機会なのではと思いました。
飛行機の折り方がパワーアップしている
杉之原先生といえば紙飛行機。
きれいに遠くまで飛ぶ紙飛行機の折り方が、さらに改良されて細かいコツまでのっています。
すごい数の試行錯誤なんだろうなと読み取れます。
トランプは数字を消して遊ぶ
以前、トランプは数字を消して遊ぶと、直感的に数字をとらえられるようになるという話を聞きました。
そこでさっそく、トランプの数のところだけ修正テープで消してみました。
すると、大人でもいちいち数えないとわからなくなってしまったんです。
ストレス・・・
時間かかる・・・
心に余裕がなくなる・・・
そして、だんだんトランプじたい遊ばなくなってしまいました。
この本を読んで、やり方がやっとわかった気がします。
なるほど、こうすればよかったのですね。
さいごに
ここでは紹介しきれないほど、他にも様々なやり方が書かれています。
九去法での検算方法や、カレンダーの数字が立体的に見えてくる!など
従来ではあまりない角度からの話だらけです。
おそらく、教室で教えてこられた内容も多分に含まれていて
実際に子どもたちの反応を見た上での内容なので、とても実践的です。
注意点としては、それを親子で楽しくやってみるために書かれているので、親の手間はかかります。
しばらく咀嚼するのに時間のかかる、濃くて良い本です。