こんにちは。ふるやなです。
小学校1年生の子供が「さんすうが好き!」というので、よしよしよし伸ばしてやろうじゃないかーといろいろ画策しています。
算数絵本はいろいろありますが、算数にも図鑑というものがあるんですね。
でもなかなか情報がなくて買うとき困ったので、手元にある算数図鑑と私の感想をまとめてご紹介します。
もくじ
ストーリー仕立てで読める「算数ずかん」
お話仕立てになっていて、図鑑というよりも絵本に近いです。(ウチでは、何回かに分けて読み聞かせする予定です。)
NHKの低学年向け算数番組みたいに、理解させるためのストーリーや演出が凝っています。目次を見てもらえれば工夫がわかりやすいかも。
「みらい」という女の子と、ティラノサウルスのキャラクター「テラノ」が宇宙博で待ち合わせをするところから始まります。
そして本の最後まで宇宙博の話です。
ただ、内容が理解しにくいかも
後半の難しいところはさらっと触れるだけで、結論は投げっぱなしなところも。ちゃんと「理解」するには、この内容だけでは薄すぎて逆に難しいです。
あと、ところどころに出てくる手書き風文字がクセが強くて読みにくい。とっちらかった印象を受けます。(表紙の印象がずっと続くと思ってもらえれば間違いないと思います。)
可愛らしく親しみやすい、には大成功しているので、入門には良いのではないかと思っています。
子供の科学 STEM体験ブック「クイズ&パズルでわかる数と図形のナゾ: AI時代を生きぬく算数のセンスが育つ」
「算数 図鑑」とかで検索しても全然引っかかってこなかったのも当然。タイトルに算数ぽいワードが入っていないから。
STEM教育のM、MATHの部分ですね。
これ、意外と良かったです。
構成がしっかりしている
毎回テーマごとに「だいじなポイント」として概念を説明してから、「しってる?」と小さなコラムを入れたりクイズがあったりして、「やってみよう」で様々なワークがあります。構成がしっかりしています。
全体的にはポップで海外の絵本らしいなー!と感じますが、意外とスッキリ読めます。配色の具合が落ち着いてて良いのかな。
子供が興味をもちやすい作り
そして「やってみよう」のワークも、お宝をかくせ!とか音楽を作ろう、とか。
算数らしくなくて、つい大人もやってみたくなります。
大型絵本・フルカラーで、子供の興味をひく感じで作られているので、本棚に入れておけば子供が自然と読んでそう。
小1にはまだ早いな、という内容ですが、買ってよかったと思います。
何歳向けか、と言われると難しいけど、小3~小6あたりを狙ってるんじゃないかという気がします。
海外の絵本がイケるなら「数学図鑑」
私は絵柄的に、スポンジボブを思い出しました。
表紙はパッと見では落ち着いた印象ですが、だまされてはいけません。表紙の文字やイラストはすべて青いホログラムでキラキラしてますし、中はイラスト満載です。
内容的には、上記のSTEM体験ブックより、ちょっと高度。
本当に頭の良い著者による、数学の楽しさを伝えたい!という本だな、という印象を受けました。
テーマも様々で、数学者についてだったり、なぞなぞや計算の裏ワザがまとまっていたり。
ちょっと頭のいい数学好きな子なら、脳みそがよだれを垂らして喜びそうです。
ただ「数学図鑑」は誤訳じゃないかという気がしています。図鑑じゃなーい。話し言葉で書かれた、いろんなテーマの面白い読み物です。
間違いないけど大人向け「Newton大図鑑シリーズ 数学大図鑑」
これは文句なく大図鑑です。
情報ぎっしり。
個別のテーマに対して説明が多いので、ちゃんと、読んで理解するまでたどりつける情報量です。
意外とそれなりに、ふりがなはついています。小6くらいなら読めそうです。
ただ、確実に小1には無理。
いや、大人でもかなりの歯ごたえがあります。
そして子供と一緒に読むには分厚い205ページ。字も小さい。
買ったは良いものの、難しすぎて死蔵しそうです。。。
概略で一気に学べる!「親子で学ぶ数学図鑑:基礎からわかるビジュアルガイド」
楽しいイラストは一切無し。
余計なものがすべて削ぎ落とされた、容赦なくシンプルなイメージで構成されています。
それだけに、大事なところがわかりやすい。
今回、比較記事を書こう!と手持ちの図鑑を全部出してきて見ながら書いているのですが、この本が一番すっきり見やすいです。重要なところがちゃんと頭にはいってきます。無駄がなくて美しい。
序文が素晴らしすぎるので、途中部分をちょっとご紹介します。
(前略)気づかないうちに、いつの間にか数学がわかるものになっている、というのが目標です。この本が提供する数学の考え方、テクニック、解法は、その場ですぐに理解・吸収できるものです。どのページを開いても、読者が「なるほど、そういうことか」と納得の声をあげられるように書かれています。(後略)
「親子で学ぶ数学図鑑:基礎からわかるビジュアルガイド」序文より引用
9歳から16歳までの学習範囲を網羅していますし、お値段も図鑑の相場くらい。長く使えてコスパ良い良書です。
まとめ&その他の算数図鑑
手持ちの算数図鑑をまとめてみました。
個人的に好きなのは最後の「親子で学ぶ数学図鑑」です。
ただ図鑑は参考書と一緒で、好みは人それぞれなので、一度子供と一緒に見てみるのが一番です。
他にも店頭で比較しただけで買わなかったものもあるので、すべてまとめるわけにはいきませんでしたけども。他にもこんなのあるよ、ということで情報だけ並べておきます。