こんにちは。ふるやなです。
子供はシールが好きですよね。
暇はつぶせていいんだけど、はがしてもべたべたするし、壁やら机やらに貼られたりするしほんと勘弁してほしい。
・・・と思っていたので、シール貼りにそんな効果があったのか!と知った時には目からウロコでした。
シール貼りの効果を知って以来、子供がシールを貼っていても心穏やかに過ごせるようになりました。
さらにこの、台紙を使ったシール貼りをするようになってから、いたるところにシールを貼ることは(基本的には)なくなりました。
シールは紙に貼るもの、という認識になったようです。
もくじ
丸シール貼り遊びのねらい3つ
丸シール貼り遊びのねらいは3つです。
- 目と手の協応を養うこと
- 思い通りに動く指を育てること
- 達成感を味わい、自己肯定感を高めること
数あるシール貼り遊びの中でも、ここでは事務用の丸シールを枠に貼る遊びについて取り上げます。
丸くない普通のシールよりも、丸シールの方が何故いいんでしょうか。
それは、枠にぴったり貼ることで3の「達成感を味わい、自己肯定感を高める」効果が高まるからです。
子供向けのシール台紙だと、貼る場所にシールの形が描いてあることが多いですよね。
でも、丸だと上下左右がないので、年齢が低くても枠の中に貼りやすいんです。
何より、事務用丸シールだと安くていっぱい貼れますしね♪
それでは、それぞれの目的について詳しく見ていきます。
丸シール貼り遊びのねらい1:目と手の協応を養うこと
子供は、目と手の協応が未発達です。
すなわち、幼児は見たものに対してまだ思った通りに身体が動かせないことが多いということです。
例えば小さい子供とボール遊びをすると、ちゃんとボールを見ていて、ちゃんと手を出しても、ボールが股の間を通っていったりとかしますよね。
この時、子供の中ではこんな反応が起きています。
- 目で見たものが脳に伝わる
- 脳が判断する
- 脳が身体をこう動かすように、と指令を出す
- 指令が身体へ伝わる
どの段階が未発達なのかは、その子それぞれです。
シール貼りで鍛えたいのは特に、3と4の間の神経伝達です。
シール貼りには、下記の要素が含まれます。
- 台紙を見て、どこに何枚貼るのか、何色のシールを貼るか判断する
- シールをはがす
- シール台紙の枠にぴったり貼る
この同じ動作を繰り返すことで、目からの情報と、末端神経である指先の連動をを何度も行うことができます。
神経は使えば使うほど太くなり、脳と目と手の協応性を高めていくことができます。
丸シール貼り遊びのねらい2:思い通りに動く指を育てること
神経は使えば使うほど太くなります。
つまり、神経は使えば使うほど精度と速度が増します。
シール貼りの中では「シールをはがして貼る」という動作を何度も繰り返しますね。
ということは、シールをはがして貼るという動作、すなわち指先と脳の神経伝達を何度も行うことができます。
同じ動作を何度も繰り返すことで指先への神経伝達の精度を高め、指が細かいところまで自分の思い通りに動かせるようになることがねらいです。
精度の高い器用な動きができるようになれば、日常生活など他のことにも応用できます。
鉛筆を持つ準備にもつながります。
さらに、手先が器用だと仕事の精度があがるので、安心して任せられることが増えます。
親がちょっと楽になります(笑)
丸シール貼り遊びのねらい3:達成感を味わい、自己肯定感を高めること
シールを全部貼れたり、シール枠にぴったり貼れたりすると、できた!という達成感が得られます。
シールやシール貼り台紙は何枚もあるので、何度も達成感を重ねていくことができます。
この達成感が、自分はこれができる、という自信につながります。
小さな成功体験を重ねることで自分への信頼が高まり、自己肯定感が生まれます。
自分を認められる正しい自尊心を持てれば、他人も大事にできるはず。
個人的には、そんな自分への信頼感というか、ぶれない自尊心は小さい時に養っておくのが一番手っ取り早いと思っています。
まとめ
シール貼りでは、目と手の協応を何度も繰り返し脳と指の神経伝達を強化することができます。
シールを台紙からはがしたり、シールを自分の思い通りの場所に貼ったり、シール貼りを楽しむ中で「自分の思い通りに指を動かす練習」を楽しくできるのが狙いです。
枠の中にぴったり貼れると達成感が得られます。
達成感、成功体験を重ねることで子供の自己肯定感を高め、自尊心を育むことができます。
でもまぁそんな効果はさておき、私ががんばるのは子供の「できた!」というきらきらした顔が見たい、という一点です。
ほんといい顔してくれるからなぁ。
このサイトでダウンロードできるシール台紙はこちらです。
シール貼りって何歳からできるの?0歳?1歳?という疑問にお答えしてみました。