夏の日差し

子供の自転車の練習に付き合っていたら、みごとに熱中症でひどい目にあったふるやなですこんにちは。

 

熱中症対策として水は飲んでたし、けっこう日陰にもいたはず。それなのに、吐きまくってトイレで気絶しました。

しかも熱中症って後遺症があるんですね!3日くらいは自分の体が使い物になりませんでした。

 

もう二度と熱中症にかかりたくないし、これ子供がなったらヤバいやつ!!と思い、熱中症について調べ倒したことをまとめます。

熱中症は気づかないうちにかかる

熱中症といえばくらくらするところから始まりそうなものですが、症状ってかなり多彩なんですね。

初期では自覚症状があまりなく、気づいたときには症状がかなり進行してしまっているのが熱中症の怖いところ。

 

「なんだか変だな」と思ったときにはもう、体の自由が効かなくなっていたりします。

 

私の場合は、汗をあまりかかない体質&やや寝不足だったことが災いした様子。

同じ環境にいた、むしろ私よりも炎天下にいたはずの子どもたちは元気でした。

もしも熱中症なりかけを疑ったら&応急処置

超特急で深部体温を下げてやる必要があります。いかに早く冷やし、体内に水分を吸収させることができるかがカギです。

深部体温を下げる

よくやりがちなのが、保冷剤で血管の集まっているところを冷やすこと。
でもこれ、効果は意外なほど薄いんです。

 

まずやるべきは衣服を緩めて、水をかけて、あおぐことです!!

人工的に発汗させるようなものです。気化熱は凄いんです。
濡らしたハンカチやタオルでもOK。とにかく、濡らして風を当てること

もし可能なら一番いいのが、氷風呂に沈めること。1分間でおよそ0.22℃深部体温が低下します。5分で約1度下がるので、長くとも20分くらい。震え始めたら即中止してください。
ただこれは、効果が激烈なぶん、高齢者には危険です。

水シャワーは、お風呂より全然深部体温は下がりません。1分で0.07℃程度です。でも、やらないよりはマシです。
(予防としての水シャワーは効果ありますが、緊急時にはあんまり効かないってことです)

水分をとらせる

可能な限り早く、水分を体に吸収させます

ここでのポイントはただの水ではなく、塩水にすることです。

先程ご紹介したような、ナトリウムイオンなどの電解質を含んだ、やや低張液にすることです。

水分を摂ったとしても、それが体内に吸収できているかは別の話ですから。

どんな水分を摂ればいいかなど、詳しくはこちらの記事をどうぞ。

どれだけ水を飲んだとしても、人間が一度に吸収できる量は130cc程度で、吸収に30分以上はかかります。

もし飲んでも吐いてしまう場合は、なるべく早く病院で点滴してもらわなければなりません。

熱中症で救急車を呼ぶ見極め

どの段階でも、意識が朦朧としていたら迷いなく救急車を呼びましょう。
呼んでいる間にも、冷やし続けることが大事です。死亡率・罹病率は高温域にある時間と相関します。

そこまでいかなくても、ヤバいなと思ったら医療機関にかかりましょう。

初期症状では重症度は判断できないそうです。

➢I度は現場にて対処可能な病態、II度は速やかに医療機関への受診が必要な病態、
III度は採血、医療者による判断により入院(場合により集中治療)が必要な病態である。

熱中症は軽く見ないことが大事です。容態は急降下することも多いですから。

これは後から調べてわかったことですけど、私の場合は水飲んでも全部吐いてたので、少なくともⅡ度。夜でも病院行くべきでしたね。

まとめ

一度熱中症を発症すると、何度も再発する可能性が高くなるそうです。

熱中症になりやすい体質だから何度も発症するのか、一度発症すると体質が変わるのかは不明。

どちらにしても対策しておくにこしたことはありません。あと、熱中症だからと軽く見ずに、医療機関の助けを借りましょう。

もう一度、これだけは覚えておいて欲しいことをまとめておきますね。

 

熱中症かも?と思ったら涼しいところに連れて行き、水をかけてあおぐ!!

ただの水を飲ませない!せめて塩水、できれば電解質を多く含む水分を!!

 
あわせてこちらの記事もどうぞ。

【参考資料】

環境省の熱中症予防情報

厚生労働省の熱中症対策