うちの子、シールに興味を持ち始めたけど・・・
シール貼り遊びって何歳からさせたらいいの?
こんにちは。ふるやなです。
長男のためにせっせとシール貼り台紙を作ってきた私が、丸シール貼り遊びの年齢別の楽しみ方をお伝えします!
もくじ
何歳からでも楽しめるシール貼り
私ふるやなは、モンテッソーリ教育が好きで、勉強中です。
いつも素敵な記事を書かれている、そらいあんぐるさんのブログにお邪魔した時のこと。
いいこと書いてありました。
シール貼りが楽しい活動だからといって、
その場に居合わせた子ども全員が熱心にやるわけではありません。
集中して取り組む条件の第一は、その時の子どもの発達欲求にあっていることです。
それが「自分の目と手と頭を使って、挑戦したい!」と思える活動かどうか。そらいあんぐる https://ameblo.jp/soraiangle/entry-12079656066.html
そらいあんぐるさんのブログは、おしごとが写真入りで丁寧に書かれていて、とても具体的です。理論込みなのでわかりやすく、私もやってみたい!!となれるんですよね。
そうそう、何か意味やねらいがあるから無理やりやらせる、のはやっぱりどうしてもダメなんです。
子どもをよくみて、本人の発達段階、発達欲求を見抜くこと。
そしてジャストなもの、ジャストからさらにもう一歩広げたものを提示してあげられるのが理想です。
子ども本人が選び、喜んで満喫し、達成感を持ってくれればと思うので。
丸シール貼りの発達・発展・楽しみ方
発達に早いも遅いもないので、「うちの子4歳なのに2歳児レベルだわ」なんて引け目に感じたりする必要はまったくありません。
年齢はただの目安です。書かれた年齢に関係なく、子どもをよく観察して、本人の発達段階にあわせてください。
シール貼りの楽しみ方その1:自由に貼る
大きな紙を用意して、好きなように貼らせます。
年齢が低い場合にはこれ一択です。
1歳半頃から楽しむことができます。
ただ、誤飲のおそれもあるので、目が行き届かない場合にはもう少し大きくなってからの方がいいかと思います。
子どもが楽しめているかどうかはきちんと観察してくださいね。
シールを台紙からはがしたり、つまんだり、くっつけたりして指を使い、脳の発達を手助けするねらいです。
子どもにとって、シールを貼るのは意外と難しいものなんですよ。
まず、なかなかシールをはがせない。
だいたい利き手でシールをつまむんですが、反対の手で剥離紙を抑えたりめくったりする必要があります。
最初の方は、剥離紙のはしっこを下向きに折ってあげるといいです。
シール貼り遊びを楽しむ中でひとりでに、目と手の協応性、両手の協調性が磨かれていきます。
もうひとつ、このころから「シールは紙に貼るもの」という意識付けをしておく下心もあります。
紙に貼るくせをつけておけば、大きくなってからまたこんなところにシール貼って!とかそこら中シールだらけ!を防ぐ効果を期待できます。
シール貼りの楽しみ方その2:点の上に貼る
紙に点を描き、点の上にシールを貼らせます。
枠の中に貼る前段階、自分の狙ったところに貼る練習です。
2歳過ぎたころから。
点なので、多少ズレてもシールの下に隠れてくれて、ちゃんと貼れた感が出ます。
重ねて貼るのが好きな時にも楽しめます。
この段階は飛ばしてしまっても構いません。
シール貼りの楽しみ方その3:枠の中に貼る
2歳半~4歳半頃が最も楽しめます。
もちろん、それ以降は大人でもOKです。
ぴったり!できた!という達成感を重視するため、枠が1個や2個の簡単なものから始めてください。
あまり最初からたくさん見ると、やる気を失ってしまいがちです。
シール貼りの楽しみ方その4:数の世界とつなげる
2歳半頃から。
3歳過ぎて、10まで数えられるようになるともっと面白くなります。
丸シールは形が一定なので、幼児にとっても比較的数えやすいです。
準備として、事務用丸シールを、1枚ずつばらばらに切り離しておきます。
最初にシール貼り台紙の丸の数を数え、その数だけ自分でシールを用意させます。
枠が2つなら、シールは2枚。
枠が6つなら、シールは6枚。
貼り終わったら、自分が数えた数があっているかどうか、嫌でも正解がわかります。
うちの4歳児の場合、どうしても最初に数えることをしません。
途中で「あと3個いる!」と追加のシールを取りに行く姿をよく見ます。
まぁ残りを数えられるのはいいことなんだろうな、と思って眺めています。
数のシール貼り台紙も作ってみました。




シール貼りの楽しみ方その5:自分で絵を描く
3歳過ぎ、見立て遊びができるようになる頃から。
貼った丸シールを、何かに見立てて絵を書き足すとか。
丸シールを並べて絵を描いてみるとか。
むしろシール貼り台紙を作る側にまわってみるとか。
枠なんかにははまらない!芸術は爆発だ!というタイプの子どもにはいいかもしれません。
あまり関係ないですが、ふと自分の小さかったころを思い出しました。
おじいちゃんが囲碁をしているそばで、碁石を並べて花を作ったり人を描いたりしてました。
もしや私、シール貼り台紙を作る運命だったのか!?
シール貼りの楽しみ方その6:カウントダウンに使う
2歳頃から。
クリスマスのアドベントカレンダーってありますよね。
12月のカレンダーに、25個の窓がついていて、毎日1つずつ開けていくんです。
開けると綺麗なイラストがかかれていたり、小さなプレゼントやお菓子が入っていたりします。
これの応用です。
引っ越しや断乳の日など、動かせないゴール地点をまず決めます。
そしてゴールの日に向かって、毎日1枚ずつシールを貼っていくようにします。
あとどれくらい残っているのか目に見える形にすると、子供にも大人にもわかりやすくなります。
正直なところを言えば、アドベントカレンダーほどの楽しみはありませんが。
あと何日、というように見せるだけなら、もっと幼くても理解できているようです。
シール貼りの楽しみ方その7:習慣づけのツールとして使う
2歳頃から。
いい習慣をつけるために丸シール貼りを使う方法です。
よくあるのがトイレトレーニング。
ごほうびシール台紙として使うんです。
心理学的なコツを応用すると、最初の3個ほどは先に貼ってしまうといいです。
「残りは次にトイレでおしっこできた時に貼ろうね♪」
最初のスタートダッシュで底上げされた感があって、最後までやり続ける助けになります。
個人的には、シール貼りの手仕事じたいを楽しんでほしいので「ごほうびシール」といういい方は好きではないのですが。
ちなみにこのやり方、大人のダイエットにも使えますよ(笑)
腹筋3回やったら丸シール貼る、とか。
シールの数だけやってきたことが具体的に目に見えますよね。
どんどん積み重なっていくので、途中でやめてしまうのがもったいなくなるんです。
私も子供向けだよねーと舐めてましたが、思った以上に達成感が得られて続けやすいです。
まとめ
丸シール貼りはどんな年齢でも楽しむことができます。
知育として考えるなら、シールをつまんではがして貼る、狙ったところに貼れる指を育てる、というねらいがあります。
難しく言えば、目と手の協応と両手の協調性を育て、脳の発達を手助けするねらいです。
シール貼り遊びの楽しみ方を7種類お伝えしました。
- 自由に貼る―1歳半~
- 点の上に貼る―2歳~
- 枠の中に貼る―2歳半~
- 数の世界とつなげる―2歳半~
- 自分で絵を描く―3歳~
- 習慣づけのツールとして使う―2歳~
- カウントダウンの時に使う―2歳~
雑誌のふろくなどでは、シールの端につまむ用のタブがついているものもあるそうです。
はがすのが苦手!という場合には、タブ付きのシールを探すのも手ですね。
親目線で言えば、シール貼り台紙を印刷さえしておけば、一人で集中して遊んでくれるので楽ができます♡