こんにちは、ふるやなです。
突然ですが「パペルピカド」ってご存知ですか?
ちょっと素敵なメキシコのガーランドです。
ディズニー映画「リメンバー・ミー」では冒頭から登場してテンションがあがりました。
エンドロールもCGのパペルピカドがひらひらして、とても効果的に使われていました。
観た方はあぁアレね!とおわかりのはず。とてもメキシコっぽく、カラフルで可愛いかったですよね。
このパペルピカド、子どもと作って遊ぶ切り絵にはぴったりです。
ここではパペルピカドの作り方から材料の入手方法、飾り方までご紹介します。
もくじ
パペルピカドとは?
メキシコの伝統的な切り絵飾りです。
といっても、そこまで歴史は古くありません。
メキシコでは、クリスマス、誕生日、結婚式などなど、お祭りの時に飾られます。
万国旗のように張り巡らせたり、町中で使われたり、家庭では壁に飾ったり。
カラフルなものは広い空間を華やかに飾るのにぴったりですね。
結婚式の時には、白一色のパペルピカドで会場を埋めつくしたりするそうです。
パペルピカドを知ったきっかけ
パペルピカドを知ったきっかけは、メキシコ人の友人のさよならパーティをしたことでした。
メニューも決めたし、プレゼントも用意した。
さて、飾りつけはどうしよう?
メキシコのパーティのイメージってどんなんだろう?
と調べていたら、素敵なイメージ画像を見つけました。
これは素敵!作ってみるしかなさそうだ!
早速ダイソーで薄い花紙を買ってきて、子どもが寝静まった夜中に眠い目をこすりながらチョキチョキチョキチョキ。
30枚くらい作ったかな。万国旗のように部屋中張り巡らす量を作るには、思っていた以上に時間がかかりました。3日ほど夜更かししました。
花紙は色も淡いので、少ないとちょっと貧弱な印象になっちゃうんですね。
メキシコのお祭り、といえばガイコツなイメージ。
メキシコではガイコツが縁起がいいっぽい。
ということで、ガイコツ柄のパペルピカドもいくつか作りました。
パーティ当日は、彼女にも他の友人にも好評で、頑張った甲斐がありました!
でも、彼女はガイコツ柄には「なんでガイコツも?」と微妙な反応。メキシコでは「死者の日」という大きなお祭りの時にしかガイコツ柄は作らないのだそうです。
パペルピカドの作り方
パペルピカド、メキシコ本場ではほぼ手作業で作られているんだそうです。
プロが作る時には、40枚程度重ねたカラーティッシュの上に型枠を載せて、一気に切っていくんだとか。
町中を張り巡らす量を作るには、1枚ずつ切ってたらとても身が持ちません!やってみてしみじみと実感しています。
でも、日本でパペルピカドを楽しむ分には、はさみで十分できますよ。
基本的には、薄紙を屏風のように同じ幅にたたんで、好きな形を切って広げればできあがり。
でも他のたたみ方をしても問題ありません。
乱暴に言ってしまえば、紙を折って、好きな形に切るだけです。
よく使われるモチーフは、鳥・花・ガイコツですが、気にしなくてOK。
パペルピカドに決まりはないそうです。
パペルピカドの材料の購入方法
メキシコでは「パペルチーナ」と呼ばれる「カラーティッシュ」を使います。
日本で入手するのは難しいですね。
花束で使われるようなワックスペーパーが、メキシコのそれに近いそうです。
確かに、花紙でもできましたが、もう少し丈夫で色が濃いものがいいと思いました。
でも花束用の単色のワックスペーパーって、業務用なので小売りしてないんですよね。20m単位とか。
ローズウィンドウペーパー
という訳で、簡単に入手できる素材の中で最もおすすめなのは「ローズウィンドウペーパー」です。
薄手ですが丈夫なワックスペーパーで、サイズも312×257mmと大判サイズ。
シュタイナー教材も多く扱っている、こちらのサイトで通販できます。
セリアのワックスペーパー折り紙
セリアで、ワックスペーパーの折り紙がありました。
4色×5枚(計20枚)入り。パペルピカドとして使うにはちょっと小さいですが、コスパは抜群。
通販では大容量のものもあります。
手作りでロウ引きしてしまう
ワックスペーパーは、要するにロウ引きした紙のことなので、値段を考えれば手作りしてしまってもいいかなと思います。
アイロン台の上に好きな薄紙を載せて、ロウソクを削って散らします。そして、軽くアイロンをかければワックスペーパーの出来上がりです。
色が濃くなるので、花紙でもいいかもです。
素材にこだわらない
最近は本場でも紙より風雨に強い、ビニール製のパペルピカドが人気があるそうです。
身近で手に入りやすい薄手のもの、カラービニールや不織布などで作っても素敵ですね。
パペルピカドの飾り方
上端をひもでつなげて、好きなようにつるします。
部屋中を縦横無尽に張り巡らせたり、規則性を持たせて平行に張ってみたり。
明るく光が透けて、揺らぐようにするのがコツです。
パペルピカドは切り絵遊びにおすすめ!
パペルピカドは子どもと作って遊ぶのにぴったりです。
- 飾ってかわいい
- 紙が薄いので切りやすい
- どう切ってもそれなりにちゃっとして見える
- びょうぶだたみに折る練習もできる
- たくさん切ってもかさばらない
- 他の国の文化を知るきっかけになる
屏風だたみにするので、どうしても折り線がずれたり、切りながらずれていったりします。
折り線がずれるのを防は、ゆっくり丁寧に折ること。
切りながらずれる対策は、上下をクリップでしっかり止めることです。
まとめ
- パペルピカドはメキシコの伝統的な切り絵の飾りです。
- 作り方は、紙を好きに折って好きに切り、広げるだけ。
- 材料はローズウィンドウ用のワックスペーパーがおすすめです。大判で丈夫で色鮮やか、何色も入っていてお手頃価格。
- 飾り方のコツは、明るく光が透けて、揺らぐようにすること。
- 子どもが切る時にはずれやすいので、クリップで上下をとめるといい感じ。
簡単に綺麗なものができあがるので、作っていて楽しいです。
いつまでに仕上げなければ!という納期がなければの話ですが(笑)
子どもと一緒に楽しく作ってみてくださいね。